紀陽銀行の解体ローンは100万円借りられる?審査条件・収入証明・預金の必要性を解説

紀陽銀行の解体ローンで100万円を借りられるかを解説する画像。解体中の住宅とショベルカーを背景に、審査条件・収入証明・預金の必要性を紹介。

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実家や相続した空き家の解体を考えたとき、問題になるのが解体費用です。

建物の規模や立地によっては、解体費用が100万円を超えることもあります。手元の資金だけでは足りず、銀行から借り入れたいと考える方もいるでしょう。

和歌山県を中心に営業する紀陽銀行には、空き家の解体費用などに利用できる「紀陽 空き家解体・活用ローン」があります。

しかし、気になるのは次のような点ではないでしょうか。

  • 100万円だけ借りることはできるのか
  • 紀陽銀行に預金がなくても申し込めるのか
  • 給与や年金などの収入証明は必要なのか
  • 年収が少なくても審査に通る可能性はあるのか
  • 住宅ローンなど、ほかの借り入れがあっても利用できるのか

この記事では、紀陽銀行の公式情報をもとに、解体ローンの利用条件や必要書類、審査前に確認しておきたいポイントを解説します。

※金利や商品条件は変更されることがあります。申し込み前には、紀陽銀行の最新情報をご確認ください。

紀陽銀行の解体ローンは100万円借りられる?

結論からいうと、紀陽銀行の「空き家解体・活用ローン」は、融資金額の範囲内である100万円の借り入れに対応しています。

2026年8月3日現在の商品概要説明書では、融資金額は10万円以上500万円以内とされています。

項目内容
商品名紀陽 空き家解体・活用ローン
融資金額10万円以上500万円以内
借入単位1万円単位
融資期間6か月以上10年以内
金利変動金利・年2.875%
金利引き下げ自治体の認定書等の提示により年0.2%引き下げ
担保不要
連帯保証人不要
保証会社株式会社ジャックス

出典:紀陽銀行「紀陽 空き家解体・活用ローン」

このように、100万円は融資対象となる金額です。

ただし、ここで注意したいのは、100万円を申し込めることと、100万円の融資を受けられることは別だという点です。

融資を受けるには、銀行所定の審査を通過する必要があります。

借り入れ可能な金額は、本人の収入や返済能力、保証会社の審査結果などによって変わります。

100万円を借りる場合の返済額はいくら?

実際に100万円を借りた場合、毎月の返済額はどの程度になるのでしょうか。

年2.875%の金利が変わらず、元利均等返済で毎月返済すると仮定して試算します。

返済期間毎月の返済額の目安総返済額の目安
3年約29,000円約104万5,000円
5年約17,900円約107万4,000円
7年約13,200円約111万1,000円
10年約9,600円約115万2,000円

※上記は概算です。金利が変わらないものとして計算しており、実際の返済額とは異なる場合があります。融資条件や返済額は銀行に確認してください。

返済期間を長くすると、毎月の負担を抑えられます。

一方で、返済期間が長くなるほど、支払う利息の総額は増えます。

例えば、毎月の返済額を1万円程度に抑えたい場合、10年返済は選択肢の一つです。

ただし、変動金利の商品なので、将来的に金利が上昇すれば返済負担が増える可能性も考慮しておきましょう。

紀陽銀行に預金がないと解体ローンを借りられない?

銀行からお金を借りたいと考えたとき、気になるのが預金残高です。

「普段から紀陽銀行を利用していないと、100万円も貸してもらえないのではないか」と考える方もいるでしょう。

しかし、紀陽銀行の公開されている商品概要説明書では、一定額以上の預金を保有していることは、利用条件として明記されていません。

利用条件として示されているのは、主に次の項目です。

  • 申込時および契約時の年齢が満20歳以上70歳以下であること
  • 完済時の年齢が80歳以下であること
  • 安定継続した収入があること
  • 対象物件が本人または2親等以内の親族の所有であること
  • 本人以外が所有者の場合は、所有者の同意を得ていること
  • 紀陽銀行の営業地域内に居住または勤務していること
  • 保証会社の保証を受けられること

出典:紀陽銀行「空き家解体・活用ローン」

したがって、紀陽銀行に多額の預金がないからといって、それだけで利用できないとはいえません。

ただし、預金がなくても必ず借りられるという意味ではありません。

審査では、申込者の返済能力などが確認されます。

預金残高と返済能力は別の問題

例えば、次のような2人がいたとします。

Aさんは紀陽銀行に200万円の預金がありますが、現在の収入が少なく、毎月の返済に余裕がありません。

Bさんは紀陽銀行に預金がほとんどありませんが、安定した収入があり、ほかの借り入れも少ないとします。

この場合、預金残高だけで、どちらが審査に通りやすいかを判断することはできません。

実際の審査基準や評価方法は公開されていないため、どちらが有利になるかは断定できません。

大切なのは、預金額だけに注目せず、継続的に返済できるかどうかを考えることです。

預金口座を作っておいたほうがよい?

紀陽銀行を普段利用していない方は、申し込み前に口座が必要かどうかを確認しておくとよいでしょう。

ただし、口座開設とローン審査は別の手続きです。

口座を作っただけで審査に有利になるとは限りません。

口座開設を先に進めるよりも、まずは銀行に問い合わせて、申込方法や口座の必要性を確認するほうが効率的です。

100万円の借り入れでも収入証明は必要?

解体ローンの申し込みでは、収入証明書類が必要です。

紀陽銀行の「空き家解体・活用ローン」の商品概要説明書には、次の書類が必要書類として記載されています。

  • 源泉徴収票
  • 住民税決定通知書
  • 確定申告書など

給与所得者と自営業者では、用意する書類が異なる場合があります。

会社員の場合

会社員であれば、源泉徴収票などで収入を確認できるように準備しておきましょう。

銀行から追加書類を求められる可能性もあります。

自営業者の場合

自営業者の場合は、確定申告書などが収入確認のための資料になります。

収入が毎年変動している場合は、どの資料が必要になるかを事前に確認するとよいでしょう。

年金収入の場合

年金を主な収入源としている方は、年金収入が利用条件を満たすか、どのような証明書類が必要かを銀行に確認してください。

公開されている商品概要説明書には、安定継続した収入が必要と記載されていますが、収入の種類ごとの詳しい判断基準までは明らかにされていません。

収入証明があれば審査に通る?

収入証明を提出できることと、融資が認められることは別です。

収入証明は、申込者の収入を確認するための資料です。

審査では、その収入で無理なく返済できるかどうかなども判断されると考えられます。

ただし、紀陽銀行は具体的な審査基準や年収の最低基準を公開していません。

「年収がいくらなら100万円借りられる」といった一律の基準は、公式情報からは判断できません。

解体ローンの審査では何が確認される?

銀行のローン審査では、申込者の状況や借り入れの条件などが確認されます。

紀陽銀行の具体的な審査基準は公開されていませんが、申し込み前に整理しておきたいポイントがあります。

① 継続的な収入があるか

商品概要説明書では、安定継続した収入が利用条件になっています。

会社員であれば給与、自営業者であれば事業による収入などが確認資料になります。

ただし、収入があるというだけで審査に通るわけではありません。

② ほかの借り入れがあるか

住宅ローン、自動車ローン、カードローンなどの返済がある場合、毎月の返済負担を確認しておきましょう。

例えば、毎月の収入から生活費や既存のローン返済を差し引いたとき、さらに1万円程度の返済を続けられるかを考えることが大切です。

なお、他社借り入れがある場合の具体的な審査基準は公表されていません。

借り入れがあるだけで利用できないと決まるわけではありませんが、審査結果を保証することもできません。

③ 解体する建物の所有関係

このローンでは、対象物件が本人または2親等以内の親族の所有であることが条件です。

また、本人以外が所有者の場合は、その所有者の同意が必要です。

例えば、親が所有している実家を解体したい場合、親族関係や所有者の同意について確認する必要があります。

親族が所有する空き家なら、誰でも無条件で借りられるというわけではありません。

④ 解体費用の見積書があるか

申し込みには、使いみちを確認できる資料として、見積書や工事請負契約書などが必要です。

解体業者から見積書を取得しておくと、必要な借入金額を具体的に検討できます。

例えば、解体費用が120万円で、手元資金から20万円を支払える場合、残りの100万円を借りるという計画が考えられます。

ただし、解体工事に付随する費用がどこまで対象になるかは、見積書の内容をもとに銀行に確認してください。

申し込みに必要な書類は?

紀陽銀行の公式情報では、申し込み時に次のような書類が必要とされています。

書類確認する内容
本人確認資料申込者本人であること
所得証明資料収入の状況
見積書・工事請負契約書など解体費用や資金の使いみち
土地・建物の登記簿謄本の写し対象物件の所有関係
課税証明書など未登記の建物について、存在を確認する場合

出典:紀陽銀行「空き家解体・活用ローン」

未登記の建物については、課税証明書などで建物の存在を確認できれば取り扱い可能とされています。

古い実家などでは、登記の状況が分からない場合もあるでしょう。

そのような場合は、必要書類を自分で判断するのではなく、銀行に確認しておくと安心です。

なお、上記以外にも書類の提出を求められる可能性があります。

解体ローンは担保や保証人が必要?

紀陽銀行の「空き家解体・活用ローン」は、商品概要説明書上、担保不要・連帯保証人不要となっています。

そのため、不動産を担保に入れずに利用できるローンです。

ただし、担保や連帯保証人が不要であっても、審査が不要になるわけではありません。

このローンでは、保証会社である株式会社ジャックスの保証を受けられることが利用条件になっています。

つまり、銀行への申し込みだけでなく、保証会社による審査も関係します。

担保が不要だからといって、収入や返済能力を問われないわけではない点に注意しましょう。

100万円を借りたい場合、最初に何をすればよい?

実際に解体ローンを利用したい場合は、次の順番で準備すると効率的です。

ステップ1:解体業者から見積もりを取る

まず、解体費用がいくらになるのかを確認します。

建物の構造や広さ、立地、廃材の処分費用などによって、金額は変わります。

借入金額を決める前に、見積もりを取っておきましょう。

ステップ2:建物の所有者を確認する

対象となる空き家が誰の名義になっているかを確認します。

親族の所有物件であれば、所有者の同意が必要になる場合があります。

相続した空き家などで所有関係が複雑になっている場合は、登記の状況も確認しておくことが大切です。

ステップ3:収入証明を準備する

会社員であれば源泉徴収票、自営業者であれば確定申告書など、収入を確認できる書類を準備します。

どの年度の書類が必要かなど、細かい条件は銀行に確認しましょう。

ステップ4:紀陽銀行に相談する

必要書類や申し込み方法を確認します。

特に、次の点を聞いておくとよいでしょう。

  • 100万円を借りる場合に必要な書類
  • 年金収入や自営業収入でも申し込めるか
  • 預金口座を開設する必要があるか
  • ほかのローンがある場合の注意点
  • 5年返済と10年返済の毎月の返済額
  • 自治体の補助制度を利用した場合の金利引き下げ条件

これらを確認してから申し込めば、必要書類の不足や条件の勘違いを減らせます。

自治体の解体補助金も確認しよう

空き家の解体では、自治体が補助制度を設けている場合があります。

紀陽銀行の解体ローンでも、地方自治体の認定書などを提示すると、所定の条件のもとで金利が年0.2%引き下げられる仕組みがあります。

ただし、自治体の認定書等があれば必ず適用されるという意味ではありません。対象となる書類や適用条件を確認する必要があります。

また、自治体によっては、老朽化した空き家の解体費用そのものに対して補助金を交付している場合もあります。

補助制度の有無や内容は、市町村によって異なります。

和歌山県内で解体を検討している方は、お住まいの市町村の公式サイトや担当窓口で確認してみましょう。

補助金を利用できれば、必要な借入金額そのものを減らせる可能性があります。

ただし、補助金は申請時期や工事着手前の手続きなどに条件が設けられている場合があります。解体工事を契約する前に確認することが大切です。

紀陽銀行の解体ローンについてよくある質問

Q.紀陽銀行に預金がなくても100万円借りられますか?

公式の商品概要説明書では、一定額以上の預金を保有していることは利用条件として明記されていません。

ただし、口座の必要性や具体的な審査条件については、銀行に確認してください。

Q.年収が少なくても借りられますか?

具体的な最低年収は公表されていません。

安定継続した収入が必要とされていますが、年収だけで審査結果が決まるとは限りません。

Q.年金生活者でも申し込めますか?

年金収入が利用条件を満たすかどうかは、個別に確認する必要があります。

年齢条件や収入証明の種類も含めて、銀行に相談しましょう。

Q.親の家を解体するために借りられますか?

対象物件は、本人または2親等以内の親族の所有であることが条件です。

本人以外が所有者の場合は、所有者の同意も必要です。

そのため、親が所有する家の解体は条件に合う可能性がありますが、個別の事情については銀行への確認が必要です。

Q.住宅ローンが残っていても申し込めますか?

住宅ローンなどの借り入れがある場合の具体的な審査基準は公表されていません。

ほかの借り入れがある場合でも、申し込み前に現在の返済額と収入を整理し、銀行に相談するとよいでしょう。

Q.申し込めば必ず100万円借りられますか?

いいえ。

融資金額の範囲内であっても、審査の結果、希望どおりの融資を受けられない場合があります。

申し込み前に条件を確認し、無理のない返済計画を立てることが大切です。

まとめ:100万円を借りるなら、預金額よりも利用条件と返済計画を確認しよう

紀陽銀行の「空き家解体・活用ローン」は、10万円以上500万円以内の融資に対応しており、100万円の借り入れも金額の範囲内です。

融資期間は最長10年で、担保や連帯保証人は不要とされています。

一方で、利用には安定継続した収入や対象物件の所有関係などの条件があり、保証会社の審査も必要です。

この記事のポイントを整理すると、次のとおりです。

  • 100万円は融資金額の範囲内
  • 一定額以上の預金保有は、公開されている利用条件に明記されていない
  • 収入証明や解体費用の見積書などが必要
  • 対象物件の所有関係や所有者の同意も重要
  • 担保や連帯保証人は不要だが、審査はある
  • 自治体の補助制度や金利引き下げ条件も確認したい

特に、解体費用のために100万円を借りる場合は、毎月の返済額だけでなく、生活費やほかのローンの返済も考慮する必要があります。

「預金が少ないから無理だろう」と自己判断する前に、まずは紀陽銀行に必要条件を確認することが現実的な第一歩です。

公式情報はこちらから確認できます。

※この記事は公開情報に基づく一般的な解説です。実際の融資の可否や適用金利は、銀行および保証会社の審査、契約時の条件によって異なります。